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作品タイトル
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動物オリムピック大会
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別タイトル
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動物オリムピック大會
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製作
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横浜シネマ商会
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作者・スタッフ
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監修:青地忠三
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作画: 村田安司
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撮影:飯田光治
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配給
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提供:横浜シネマ商会
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配給 [関東]:岡本洋行
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配給 [関西]:奥商会
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巻数
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1
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公開年月日
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発売:1928年9月
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フォーマット
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35mm
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色
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白黒
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音声
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サイレント
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尺(長さ)
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323m
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略筋
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【R6更新】
動物たちの入場式。ライオン会長の訓辞に続き、猿の選手宣誓。棒高跳びでは、猿が支柱を越えて宙に浮かぶバーを見事に跳躍。円盤投げは象の投げた盤が山を越えて飛んで行く。自信ありげな猿は円盤が自分の頭に当たって失敗。200mハードルは黒兎が優勝。一緒に走った豚は途中で飛んできた風船を吸い込み、自身が膨らんで空の彼方に浮かんで行く。猿と象の槍投げは、象の投げた槍が雲まで飛んで、雲に隠れていた風船状の豚に刺さり、槍と豚は地上に落下。1500m決勝では、先頭を競っていた猿とブルドッグが喧嘩して脱落、カバはバテて動けず、後からきた家鴨がカバとラクダを追い抜き、ゴールテープを切る。その様子を見た猿とブルドッグは、馬鹿らしくなって喧嘩をやめ、仲良く握手。総合優勝は円盤投げと槍投げの2種目で一等の象と決定。
【原文】
動物達のオリンピックが開かれ、象、カバ、猿、豚、兎、ブルドッグ、アヒルの各選手が出場。棒高飛びは猿君が優勝。円盤投げは象君の投げた円盤がUFOみたいに山を越え雲の中に。 800m決勝で大接戦を演じていた猿とブルは、レース途中でケンカ。優勝をアヒルにさらわれる。一等の象君に優勝カップが渡され、皆が胴上げして祝福するが、象の下敷きになってしまう。
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解説
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【R6追加】
横浜シネマ商会の短篇文化映画シリーズ「アテナライブラリー Atena Library」第30篇。35mm版の発売は関東方面を岡本洋行が、関西方面を奥商会が行い、16mm版は小西六本店が行った。神戸映画資料館所蔵プリントは16mmサクラグラフ版でオリジナルの35mm版が323m、12分(24fps)なのに対し6分ほどに短縮されている。省略部分は、冒頭のライオン会長の訓辞、猿の宣誓、進行係のサル、ラストの象の優勝カップ授与式など。同じサクラグラフ版でも長いバージョンは「日本アニメーション映画クラシックス」(NFAJ)で視ることができる。なお神戸映画資料館には「象の槍投げ」「マラソン」[1500m決勝]など「各動物オリンピック」と題された競技ごとの35mm玩具フィルム(ライオン製など)もある。
【原文】
これまでの村田作品は既製のおとぎ話に忠実すぎて、ギャグも少なかったが、この作品ではオリンピックをテーマに、動物の擬人化が巧みでギャグも見られる様になった。
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リストID
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NAE0100
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掲載ページ
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197
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更新履歴
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略筋を更新、解説、別タイトル、作者・スタッフ、委託、配給、フォーマットを追加 [令和6年度メディア芸術アーカイブ推進支援事業によるデータベース制作]