アルキメデスと黄金の王冠
- アイテムセット
- 作品目録 1917〜1977
- 作品タイトル
- アルキメデスと黄金の王冠
- 製作
- 東京線画フィルム製作所
- 作者・スタッフ
- 作画:金井木一路
- 巻数
- 1
- 公開年月日
- 1929年
- フォーマット
- 35mm
- 色
- 白黒
- 略筋
- 紀元前二百五十年、ローマの栄えていた頃、イタリーのシシリー島シラキューズの都にヒーローという王がいた。アルキメデスはギリシャの大学者で、ヒーロー王の相談相手として仕えた。王様が王冠を作ることになり、鍛冶屋を募集した。一人の鍛冶屋が宮殿へ参上し、10ポンドの金塊を渡され、王冠を造ることになった。九十日後、立派な王冠が出来た。王は大変喜ばれたが、アルキメデスは王冠と純金の燭台の色の違いに気づいた。 王にその事を申し上げると、王冠をこわさず純金であるかどうか調べよと命令された。アルキメデスはよい考えが浮かばず困っていたが、ある日風呂で浴槽のお湯がこぼれたのにヒントを得た。彼の実験は、王冠と同じ目方の純金を水を満たした器に入れ、こぼれる水をはかった。次に王冠を同様にはかった。純金と王冠は形は違っても同じ目方のものであれば、同量の水がこぼれなければならないが、王冠の方が多く水がこぼれ、王冠には純金の他に軽い金属が混っていることがわかった。いろいろ実験の後、王冠に混ぜてある銀の量まで調べて王に報告した。悪い鍛冶屋は処刑された。
- リストID
- NAE0130
- 掲載ページ
- 200