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作品タイトル
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居酒屋の一夜
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製作
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横浜シネマ商会
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原作者
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今順太
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作者・スタッフ
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作画:村田安司
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音楽
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作曲:古賀政男
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編曲・指揮:杉田良造
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音楽:テイチク・オーケストラ
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巻数
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1
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公開年月日
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1936年
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フォーマット
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35mm
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色
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白黒
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音声
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トーキー
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略筋
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居酒屋でふるまい酒に酔いつぶれた浮浪者。昼間町で拾った「沈没船引揚げ資金募集」の広告チラシが気になっていて、その夢を見た。海底深く沈没船を探しに出かける。途中一人の武士に怪しまれるが、お互い日本人と判り、一緒に宝物探しに。沈没船“モノナイ号”には敵国の兵士が番をし近づけない。一計を考え、味方の武士を先に船に乗り込ませ、決闘中に宝物を奪おうとしたが、欲が出て一人占めにしようとする。武士に見つかり首筋を抑えられ、目が覚めた。武士と思ったのは居酒屋の親父でもう看板だったのだ。浮浪者の哀感がよく出ていた。
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解説
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昭和10年5月、キネマ旬報創刊十五周年記念に懸賞募集された"トーキー漫画ストーリー"当選第一作を横浜シネマが動画化したもの。ストーリー応募は総数357篇で、その中から一等「居酒屋の一夜」二等「トト子とモモ子」「猿飛佐助武勇伝の巻」三等「ペチョ子の男子征服」「マコちゃんの海底土産」「はち」「動物祭」が選ば れた。動画化されたのは一等の作品一本のみに終った。また横シネで数多くの動画を作った村田安司は独立して自分のプロを持つため、この作品を最後に横シネを辞めることになる。「居酒屋の一夜」のサウンドは2種類あり、再版の音楽は三木鶏郎とそのグループの演奏。海底で浮浪者がドジョウすくいを踊るシーンの歌が、再版では"何時になったら家が建つ、私いや!僕もいや!みんな戦争が悪いのよ"と終戦直後の感じになっている。
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リストID
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NAE0296
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掲載ページ
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217