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作品タイトル
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チュウ助の報恩
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別タイトル
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鼠と獅子 チュウ助の報恩
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製作
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三幸發聲漫画研究部
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原作者
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關たけし
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作者・スタッフ
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演出::鈴木宏昌
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作画スタッフ:鈴木宏昌、福田里三郞、暮田博匡、松本衆司、本間世紀
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巻数
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1
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公開年月日
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1937年
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フォーマット
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35mm
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色
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白黒
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音声
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トーキー
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尺(長さ)
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256m
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時間
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10分
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略筋
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お腹を空かせた白鼠のチュウ助は、猿の落としたバナナを食べそこね、兎の収穫した果物にありつくが一個食べただけで見つかり、兎に泥棒呼ばわりされ、投げ飛ばされる。ライオンが肉片を前に居眠りしているのを見たチュウ助は、こっそり取って食べるが、目の覚めたライオンに痛めつけられる。盗んだことを素直に謝ったチュウ助に対して、ライオンは肉を与え「他人のものは盗んではいけない」と優しく諭す。チュウ助は感謝する。ある日、南洋の先住民に襲われたライオンは、飛んできた槍でたてがみをとられ、捕まって縛り上げられる。それを見ていたチュウ助は太鼓を叩いて仲間を呼び、助けに向かう。いけにえにされそうなライオンに鼠の軍隊が大砲を撃って突撃。鼠たちは人間の家の柱をかじり、ライオンのロープを引きちぎる。自由になったライオンは強力な腕力で人間たちを打ち負かし、鼠も椰子の実をかじり人々の上に落とす戦法にでる。人間は降参し、チュウ助は休戦の合図をする。勝利を収めたチュウ助はライオンの背中に乗って凱旋する。
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解説
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オリジナルは35mmトーキー作品。神戸映画資料館所蔵プリントは16mmサイレント版(8分)。物語は、副題にある「鼠と獅子」からもわかるとおり「イソップ寓話集」の一篇で、当時の『小学国語読本』に「獅子と鼠の事」として載っており、「ねずみの恩返し」のタイトルでも知られる。「世界教育お伽漫画シリーズ 第三篇」とタイトルが出るが、第一篇や第二篇は不明。また「白鼠のチュウ助漫画」とあることから、チュウ助を主人公とした他の作品もあると思われるが、詳細は不明である。なお『鼠と獅子』の題名で1934年に片岡芳太郎が横浜シネマ商会でアニメ化している。
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リストID
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NAE0324
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掲載ページ
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220
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更新履歴
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略筋を更新、別タイトル、製作、原作者、作者・スタッフ、フォーマット、色、音声、尺、時間、解説を追加 [令和6年度メディア芸術アーカイブ推進支援事業によるデータベース制作]