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作品タイトル
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チュウ児の羽衣
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別タイトル
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マンガ 裸ぢや飛べない [戦後改題版]
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製作
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土田商会
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作者・スタッフ
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作画・撮影:山口貞三
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配給
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東和商事映画部
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巻数
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1
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公開年月日
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1942年
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封切
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1942年1月8日:名古屋 名宝会館
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1942年6月4日:東横ニュース劇場
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フォーマット
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35mm
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色
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白黒
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音声
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トーキー
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尺(長さ)
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305m
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時間
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11分
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略筋
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地上に舞い降りた蝶子は、花の受粉の手伝いをする。雲が太陽を隠し、雨が降る。蝶子は雨に濡れた羽衣を樹の間に紐を張って乾かす。一輪車でやって来たチュウ児が、紐に引っかかり、干してあった羽衣を持って行ってしまう。取られたことに気づいた蝶子は、取り返そうとするが、チュウ児は自分の物だと言い張る。チュウ児は返して貰いたければ、飲み物と食べ物を持って来いと蝶子を困らせる。蝶子は花の蜜でジュースを作り、クワガタとカマキリとホタルに手伝って貰い、果実をかまどで煮て食べ物を作る。大威張りで食べたチュウ児は、隙を見て羽衣を箱にしまい鍵をかけ呑み込んでしまう。蝶子は熊吉に窮状を訴え、熊吉はチュウ児を追いかける。チュウ児は樹の上に登り、蔦にぶら下がって、熊吉を翻弄する。調子にのったチュウ児は、樹上の鳥の卵を潰してしまい、怒った親鳥はチュウ児を攻撃。チュウ児が落とした鍵を、熊吉が蝶子に返し、熊吉はチュウ児をお仕置きする。
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解説
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オリジナルは35mmトーキー作品。神戸映画資料館所蔵プリントは16mmサイレント版。『日本アニメーション映画史』の製作会社や略筋、長さの記述は『映画年鑑 昭和十八年』(日本映画雑誌協会、1943年12月)の「昭和十七年作品記録」(137頁)から、また、製作会社、配給会社、封切年月日・封切館及び長さの記述は『映画旬報』1942年4月11日号・第44号の「昭和十七年一月より三月封切映画一覧」(61頁)から、それぞれ転記したものと思われる。但し『映画年鑑 昭和十八年』での封切年月日・封切館は1942年6月4日、東横ニュース劇場となっている。神戸映画資料館には、戦後『マンガ 裸ぢや飛べない』と扇情的なタイトルに改題された35mmプリント(10分)も所蔵されている(公開年未詳)。クレジットは「製作 ミツワ興行株式会社/作画 光田三祢/音楽 斉藤七郎/錄音 岩谷サウンド」。オリジナルのトーキー版ではなく、再録音されたものと思われるが、16mmサイレント版にはないシーンが若干含まれている。
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リストID
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NAE0391
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掲載ページ
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226
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更新履歴
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別タイトル、封切(6月)、フォーマット、色、音声、解説を追加、略筋を更新 [令和6年度メディア芸術アーカイブ推進支援事業によるデータベース制作]