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作品タイトル
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すて猫トラちゃん
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製作
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日本動画社
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東宝教育映画部
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作者・スタッフ
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製作:井関輝雄
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脚色:佐々木富美男
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録音:岡崎三千雄
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音響効果:園田芳竜
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現像:東宝ラボラトリィ
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作画・撮影:日本漫画映画
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演出:政岡憲三
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音楽
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作詩:佐伯孝男
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作曲・指揮:服部正
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演奏:東宝交響楽団
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配給
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東宝
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巻数
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2
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公開年月日
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1947年9月25日
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封切
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日比谷映画劇場
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完成
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1947年8月
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フォーマット
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35mm
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色
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白黒
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音声
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トーキー
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尺(長さ)
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648m
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時間
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24分
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略筋
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トラちゃんはお腹をすかせた捨猫。三匹の子猫を連れた母猫に救われ、家族の一員となる。 三匹の兄妹猫のうち、妹のミケちゃんは、母親がトラちゃんを可愛がるので、ジェラシーをおこし家出。トラちゃんはミケちゃんを探しに出かける。川に落ちたり、犬に追いかけられたり散々な目にあうが、ミケちゃんをなだめて連れ帰る。
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解説
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22年4月、日本漫画映画社は、正式に、株式会社として再発足。企画部長・山本善次郎 (早苗)、研究部長・村田安司、第一製作部長・ 政岡憲三といった主要スタッフでスタートしたが、首脳部門の意見対立で、山本、政岡らは数人のスタッフと共に退社し、三和興行系の間下哲男らの協力で同年夏、資本金百万円で日本動画株式会社(日動)を設立。所在地は新宿牛込原町の成城中学校内にスタジオを設けた。社長・山本善次郎、 取締役・政岡憲三、井関フミ、監査役・阪上敏雄、総務、営業・丸山清一郎、製作、技術・薮下泰次のメインスタッフで東宝との提携で第一作「すて猫トラちゃん」を発表したが、この作品は既に、日本漫画映画社で製作中のものであった。子猫のキャラクターが可愛らしく、アニメの物資も不足 だった時代に完全なフルアニメで製作した苦心は買える。なかでも画面の180度回転といった技術的にも難しい手法を試みたり、セリフのかわりに歌でオペレッタ形式に構成した意欲作。
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リストID
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NAE0456
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掲載ページ
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236
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更新履歴
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作者・スタッフを更新 [令和6年度メディア芸術アーカイブ推進支援事業によるデータベース制作]