-
作品タイトル
-
ムクの木の話
-
製作
-
東宝教育映画部
-
作者・スタッフ
-
製作:湯原甫
-
脚本・演出:丸山章治
-
動画:若林敏郎、上野武雄
-
撮影:山田耕造
-
音楽
-
作曲:早坂文雄
-
演奏:東宝交響楽団
-
指揮:上田仁
-
巻数
-
2
-
公開年月日
-
1947年9月25日
-
封切
-
日比谷映画劇場
-
完成
-
1947年6月
-
フォーマット
-
35mm
-
色
-
白黒
-
音声
-
トーキー
-
尺(長さ)
-
610m
-
時間
-
22分
-
略筋
-
広野に一本の年老いたムクの木が立っている。秋、虫達の音楽会。やがて椋鳥がやって来て秋も終りを告げる。鶴が冬と共に飛来する。悪魔の冬将軍がやって来ると全てが凍りつく。やがて春の訪れ。暖かい陽光にさすがの冬将軍も勝てない。再び椋鳥達がやって来てムクの木は平和を感じる。
-
解説
-
東宝動画第一回作品とあるが、自主製作の意味だろう。有名なシェリー(1792〜1822)の詩「冬来たりなば春遠からじ」を題材に、「七人の侍」をはじめ黒沢明作品の映画音楽を担当した鬼才、早坂文雄(大正3年生れ、昭和30年10月15日没)がアニメのための音楽を作曲した。演奏は上田仁指揮する東宝交響楽団(現、東京交響楽団)で、51名のフルメンバー。早坂、上田とも故人となった。広野に立つ一本のムクの老木を中心に四季の移り変りを動画化した映画詩。 ディズニーも1948年の音楽によるオムニバス長編動画「メロディ・タイム」の一編に「ツリー」 と題する一本の木をめぐる自然描写の佳作がある。まさか、この作品がヒントになっているとは思われないが、よく似た作品だ。
-
リストID
-
NAE0458
-
掲載ページ
-
237
-
更新履歴
-
作者・スタッフを更新 [令和6年度メディア芸術アーカイブ推進支援事業によるデータベース制作]