殺人(MURDER)
- アイテムセット
- 作品目録 1917〜1977
- 作品タイトル
- 殺人(MURDER)
- 製作
- 和田誠
- 作者・スタッフ
- 作画・演出:和田誠
- 撮影:林政道、古川肇郁
- 編集:森谷浩子
- 音楽
- 音楽:八木正生
- 演奏:八木正生とストリングス (宮沢昭、仲野彰、鈴木重男、原田忠幸、沢田駿吾、滝本達郎、猪股猛)
- 巻数
- 1
- 公開年月日
- 1964年
- フォーマット
- 16mm
- 色
- カラー
- 時間
- 9分
- 解説
-
デザイナー、イラストレーター、作曲もする和田誠の唯一の作品(TV用に製作した作品は除く)で第一回「アニメーション・フェスティバル」で一番会場をわかした作品でもある。内容はある殺人事件を捜査するのにホームズが登場したり、クリスティ型、松本清張型、J・ボンド型など古今の名(迷)探偵が犯人を推理する。犯人が久里洋二だったりする楽屋落ちがあったり、SF調でUFOが飛入りしたり映画のパロディ精神が横溢して面白かった。完成までに十日間の日数と二十数万円の費用がかかったそうである。第十九回毎日映画コンクール大藤賞受賞。和田誠自身がアニメ・フェスティバルのパンフレットに作品解説を書いているので引用させてもらう。
〔作品解説〕和田誠「この映画はアニメーション・フェスティバル参加作品でなく、附録かなんかのつもりでご覧になってください。なぜならこの映画はたいへんくだらないもので、これも入場料のうちにはいっていると思うと腹が立つという代物だからです。第一これはアニメーションと銘うっているにもかかわらず、あまり動かないもので、何のことはないスライドであります。それにストーリーもよくわからないし、わからなくても芸術的にわからないのはいいのですが、くだらないくせにわからないし、さらに正義のロボットとか、女に追いまわされる哀れな男とか、にせ札をつくる聖徳太子とか、アニメーションに欠くべからざる人物が一向に登場いたしません。戦争反対のテーマもなく、現代を鋭く諷刺もせず、隣人愛もうたいあげず、実に愚かしい作品なのです。世の中には本人だけ画白がって他人にはさっぱり面白くないものがよくありますが、この映画もそのひとつでありましょう。しかしながら、かように無に等しいものでも、これで作者は面白がって作ったものでありますから、数多い観客の中には物好きな人が三人くらいいて、三人は虫がよすぎるとしても一人か二人はいて、その物好きな人だけでも面白がってくだされば、たいへんしあわせに思います。」('64年9月21日草月センター発行“アニメーション・フェスティバル・パンフレット”) - リストID
- NAE0700
- 掲載ページ
- 272